先日、嫁の実家からなれずしが送られてきた。
なれずしとはその名の通りなれたお寿司で、もともとは保存食としてつくられたもの。あくまで米の発酵によってなれさせるため、お酢は使わないが、寿司のルーツとも言われている。
ひと月ほど塩漬けした鯖を塩抜きし、塩飯に乗せて、あせの葉で巻いて桶に詰め、重石を乗せて10日ほど発酵熟成させる。この熟成期間によって「若なれ」「中なれ」「本なれ」と「なれ具合」が変わってくるのだが、なれればなれるほど、当然臭い。
このあたりは納豆と同じで、最初はなかなか食べられなかったものの、今では通常のなれ具合なら大丈夫。嫁などはかなりなれていても平然と食す。しかしこれに慣れてしまうと、フツーの鯖寿司では物足りなくなってしまう。
嫁の実家では毎年この時期になると、なれずしを2~30本ほど作ってはご近所にくばり、とても喜ばれているそうだ。我が家でも日本酒と一緒に食べられるのをいつも楽しみにしている。
赤穂の祖母が送ってくれるイカナゴのくぎ煮もそうだけれど、季節の風物詩ってとてもいいですね。
なれずしって初めて聞きました。
押し寿司の発酵版みたいなもんですね。
さてさて…味よりにおいがどうなのか、気になりますね。
酒飲みな方には好かれそう^^
>>45さん
そうそう、かなり押してあるんで、一切れでもそれなりにボリュームあるんですよ。匂いは結構くさいけど、放置中の納豆容器よりはマシかも(爆)納豆も大好物ですけどね。