新幹線ガール

先日、日本テレビで「新幹線ガール」というドラマをやっていたらしい。

新幹線ガール

最近鉄道好き向けの番組が多いらしいが、これなどもその一環なのだろうか?はたまた新型がデビューしたJR東海のPR半分なのだろうか?元々このドラマが放映されることは嫁から聞いて知っていたのだが、結局見ずじまいだった。

でも、高校生の頃まさに新幹線ガールならぬ新幹線ボーイだった自分にとって、物語の舞台はとても懐かしい。なにより関西旅行が好きだった当時、関西に行けるだけでなく、お金までもらえちゃうという車内販売のアルバイトはこの上なく魅力的で、グリーンのタテシマのシャツと帽子という変な制服で頑張っていたものだった。

当時の車内販売は、日本食堂が担当しており、食堂車のメンバーとともに1つのクルーとなって行動していた。5日間のローテーションで組まれており、1日目は朝東京を出て昼新大阪につき、休憩所で仮眠、夕方新大阪を出て、夜東京へ戻る。2日目は1日目と同じ。3日目は昼東京を出て夕方新大阪につき、そのまま新大阪の宿舎で泊まる。4日目の朝新大阪を出て昼に東京に戻る。5日目はお休み。これで1日6000円(まかないつき)のアルバイトだった。

一度雪の日に新幹線が止まってしまい、一晩かかって東京に着いた時にはものすごい売上げを記録したことを覚えている。また、今では絶対無理だろうが、珈琲を運転手さんに届けると、運転室に入れてもらえたのもいい思い出だ。

その後、ドラマで出ていた(はずの)JR東海パッセンジャーズ・サービスの前身、新幹線パッセンジャーズ・サービスができた関係で、日食は新幹線から寝台特急の担当へ移り、自分も一緒に移動してバイトを続けていたが、いよいよ就職活動がはじまると、2日間帰ってこられない寝台特急のバイトはできなくなってしまった。

そこで新たに新幹線パッセンジャーズ・サービスで働くことになったが、仕事場は新幹線ではなく、駅ホームの弁当販売であった。旅気分は味わえなくなったものの、年の近い仲間が多くて楽しかった。ある時トイレに行きたくなった子が、ホームの下より電車の方が近いからと、車内のトイレに駆け込んだら発車してしまったというエピソードもあった。嫁に出会ったのもこのバイトだったし、(じつは義姉もその旦那もバイト仲間だった)文字通り人生に大きな影響を与えたアルバイトとなった。

というわけで、パッセンジャーズ・サービスという会社も、車内販売の仕事も、我が家にとってはとても懐かしいものだったと言う話。部屋にはいまでもこの時の思い出として100系2階建新幹線の模型が飾ってある。

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新幹線ガール」への4件のフィードバック

  1. なんて素敵なお話。筋金入りのFe家族ではありませんか。車内販売の人の、あの絶妙なアイコンタクト、職人な感じでいいですよね。
    いいなぁ。

  2. >>てつこさん
    いやぁ、Feだなんて。ねーさんの足下にも及びませぬ。しかし販売も指定席はいいんですよ。でも繁忙期の自由席は大変です。チーフからは「イケ!」と言われるし、立ち客からは白い目で見られるし。
    その点寝台は全車指定でラクなものでした。貫通扉が手動なのはしんどいけれど…。

  3. ウホーッ、そうだったのですね。私の旧友も日本食堂バイトで新幹線乗ってましたよ!(汗)
    そう言えば、この前TVでFeカフェっていうのやっていて面白そうでしたよ。店内のテーブルにゲージが張り巡らされていて、my車両のNをキープしてもらえるんだそうな。それを走らせることが出来るんだって(笑)
    女の子達もカッコイイ、カワイイと次々my車両をキープしていくんだそうな。

  4. >>YUPAさん
    わー、ここにもFe発見。そういうカフェにありきたりの新幹線など持って行ったらバカにされるんでしょうか…。

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