あれから1年が過ぎました…。
長かったような…短かったような…でも、やっぱり寂しい1年でした。どうしても「ああ、去年の今頃はまだめぐがいて…」と思い返してしまいます。
それに、じつは今日までずっと拭いきれないわだかまりがありました。
1年前は書かなかったことですが、後ろ髪引かれる思いで預けていった病院の当直の先生が、翌朝のめぐが亡くなったという電話で言った言葉はこうでした。「0時過ぎは大丈夫だったんですが、朝亡くなっていました」。
その時はあまりの動揺で言えませんでしたが、次第に「その間あなたは何をしていたんですか!」という不信感と怒りがこみあげ、抑えるのがやっと。その後も思い出すたびにやりきれない思いをしていました。
でもよく考えれば、その日とりあえず安定して帰ってこれたとしても、痙攣が起こった以上、相当深刻な状態である事に変わりなく、長くはなかったと思います。そうなると実際の話、またいつ痙攣がくるかと心配で外出もままならなかったでしょうし、日中ひとりで状況を背負う恐怖感を考えると、やっぱりこれは「めぐが決めたこと」だったんだなと感じます。ちゃんと夫婦がそろっている時を選んでくれたことも。
最後までずっとまわりの人に笑顔もたらし続けてきためぐ、夫婦喧嘩にも割って入ってなだめるめぐがいつも気にしていた「仲良くすること」は守らないといけません。
後ろ向きの感情やわだかまりからは1周忌を機会に卒業し、今日は感謝の思いを新たに過ごしたいと思います。
きのう、一周忌のために近所の花屋で花を買ってきました。なんだかよく分からない中で20分くらいかけて「これがいいかな?」と選んで買ってきたのがクロッサンドラという花。「かがり火」という別名が付いている事から、ちょっと合ってるかなと思ったのもあります。
きょう1日めぐにお供えした後は、庭に植えればいいかと思い、育て方を調べようとネットを見たところ、花言葉も出ていたんですがこれが「理想の美」と、そしてなんと「仲良し」。
この1年間はもちろん、これからも、めぐが一緒にいてくれることを強く感じました。
そう言えば先日の北海道旅行、レンタカーで札幌へ向かう途中で輪厚SAに立ち寄った時に、めぐに通じる表情をもった可愛らしいぬいぐるみを見つけてしまい、思わず買ってしまいました。以前夫婦でスペインに行った時も、残してきたメグが気になるのか同じように買ってきたのを思い出します。
おかげで今回はめぐと一緒に北斗星に乗る事ができました。ただこれ、シベリアンハスキーではなくオオカミとして作られたもの。なかなか可愛いハスキーのぬいぐるみがない中で、面白いものです。