このところ毎晩のようにこの本でさめざめと涙している。
宮島にある父方の実家や、赤穂の母方の実家にクルマで行くようになってから、付近の史跡やらなんやらを巡るにつれ、こどもの頃あんなに好きだった歴史の知識がすっかり消え失せてしまっている事に気づかされてしまった。同じ訪れるにしても前もってそこにまつわる物語や、状況などを知っていればどんなにか楽しめるだろうと言う思いが強くなり、仕事が立て込んでない事もあって本をむさぼる事にしたのだ。
父の実家の場所柄や、そもそも祖母自体が平家の流れを汲んでいるために、長い歴史の中でももっとも興味があるのが源平合戦の頃で、子供用に編纂された平家物語や保元・平治物語などは何度も読んだものだ。そんなわけでまずは司馬遼太郎の「義経」上下巻を読んだ。なんだか司馬遼太郎らしくないと思いつつも、火がつき、次を探す事に。
司馬遼太郎ものを続けようかとも思ったのだが、案外平安末期から鎌倉にかけてのものは少なく、吉川英治氏の「新・平家物語」にする事に決めた。文庫本で16巻もあるのだが、ネットで古本屋をあたってまとめ買いをした。16巻も途方もないなあと思っていたものがあれよあれよと読み進め、あっという間に今は14巻目。次を何にするかも考えないといけない。
多くの本が出ているだけに信長以降の話も面白そうなのだが、歴史の順を追いたいのなら森村誠一氏が出している太平記あたりがいいのかも知れない。しかし新・平家物語を読み進めているうちにまだまだこの時代から離れたくない気持ちが強くなってしまった。新・平家物語以上の本が果たしてあるのかどうかは分からないが、平家ものや義経ものはそれなりに出ているようで、恐らく掘り下げコースを選択する事になるだろう。
それにしても、この新・平家物語には何度も感動させられる。終わってしまうのが惜しいほどだ。最初は読み終わったものからブックオフに持って行き、そこで次のを買って…とするつもりだったのだが、いつまでも置いておきたいものになってしまった。
うちは源氏の末裔です。
とはいえ、すごいわけじゃないけどね。
大人になってから特に歴史の本や文学を読み返すようになりました。(歳???)
若い時にわからなかったことが今なら理解できたり、読む時期によって違いますよね!
私は義経の最後検問のところで、知らないフリをしてくれるところ(名前をわすれてしまった!!!)が一番すきなんです!!
(わかりますか??)
お疲れ様です!歴史を紐解くのは様々な発見があり面白い事だと思いますね♪私自身は活字は苦手でもっぱらネットで歴史を調べる程度ですが、その中でも新たな発見がありある程度は見になっているのかなという実感があります(笑)ちなみにですが私の家系は茨城県が源流で「平将門」の流れを汲んでいるそうです。
makipapi1021さん、しょっぱーずさん>>
なぬ。源氏とな!積年の恨みおば~(笑)
makipapiさん、その場面わかりますよ~。まだ新・平家物語ではそこまで行ってないんですが(もうすぐ)、司馬遼太郎の方で読みました。自分は弁慶がお母さんと会ったところなどが好きかなー