廃枕木を使って、庭の外観を少しばかり整えてみました。
これまで、道路との境界部分、つまり庭の顔に当たる部分には土を盛り上げて、生垣にするべくお茶を植えていましたが、お茶はまだまだ根付くかどうかもわからない状態なのと、土留に丸太やコンクリート製のスロープなどをならべていたのがいかにもみすぼらしい感じでした。
こりゃなんとかしたい、何か良い方法はないだろうかと考えて思い浮かんだのが廃枕木の再利用。でも、このサイトなどを見ると、かなりお高く、その重量から送料も相当なもの。しばらく悶々としていたところ、ある日最寄駅の傍に枕木が積み上げられているじゃありませんか。
近くに寄ってみると、まさしくこれまで使用されていた廃枕木、これは「聞いてみない手はない!」と、ダメ元で小湊鐵道さんに聞いてみたところ、廃枕木は相当な人気で、かなりの方が順番待ちをされているそうです。が、橋梁用であれば分けて頂けるかもしれないとのこと。
橋梁用とは、下の画像のように、通常の枕木とは違って高さがあり、断面が正方形に近い形をしています。そのため、今回の用途にはうってつけ!なんですが、その分1本6〜70kgとチョー重い!
長さは2mちょいで、庭先に並べるには1段で4本、2段重ねにすると8本必要ですが、所定の申込書を提出したところ、しばらくしてOKをいただけました。価格は1本540円(税込)と破格。そりゃ、鉄道会社も廃材を処分する費用がかからなくていいのかも知れませんが、今や木製の枕木は貴重品、引く手あまたな状況ですから、これはありがたいことです。
問題はどうやって運ぶかですが、当然フィエスタではムリなので、近所から軽トラを借りてきました。枕木の引き取りには立会が必要で、指定された時間に小湊の方に来ていただきますが、8本程度なら載せるときに手伝っていただけます。「ひとりで載せるんだったらどうしよう…」と思っていただけに、助かりました。
軽トラから降ろすのは、立てたり倒したりしながら、なんとかひとりでできました。天候が不順でしばらくこの状態で放置していましたが、きのうやっと設置、トップ画像のように庭の見栄えがグンとよくなりました。
レールが乗っていた部分の凹みはひっくり返して使うことで排水用の穴にもなりますし、残ったままの犬釘もいいアクセント、なにより地元の鉄道会社の枕木というのがじつにいい。
すっかり気を良くしてこの日はじゃがいもと小松菜、小カブ、ニンジンの栽培をしました。