5日、予定通り500を名古屋まで回送。お別れをしてきました。
東海地方のお下品な仲間たちと、神戸のレインマンさんのおかげで湿っぽくなく、さらっとお別れができたけれど、今日自宅に帰ってきていつもの場所に500がないことに、やはりため息。でも本当に素晴らしい13年間でした。次のオーナーさんにもぜひこの喜びを与えてあげて欲しいものです。
EUNOS500の最大の魅力がそのデザインであることは、今となっては広く知られることとなりました。でもそれがどんなものかは、オーナーにしか分からないことです。500の美しさは、もはやデザインという範疇を超えており、それを所有することの喜びは計り知れないものがあるのです。
例えば、工業製品としてのデザインレベルという視点で見れば、フィエスタは既に500以上のレベルを達成していると思います。デザイン学校の先生が採点すれば、500以上の得点を獲得するモデルもいくつかあるでしょう。しかしそれらを超越した「美しさ」の領域に踏み込んだものはそうそうありません。
単にデザインがいいだけのクルマは、ダイナミック性能などと同じで、それ単体で完結してしまい、自らの枠を超えることはありません。しかし500の美しさにはその枠がなく、美しい街並など然るべき場所に置くと、相乗効果によってより美しさが際立ちます。美しい風景を構成する一員として、季節や光線などによって次々に表情を変えながら、その都度新しい感動を与えてくれるのです。この価値に気づいてしまったらもう戻れません。500には「飽きる」と言う言葉とは無縁で、ほかのクルマが気になるようなことも皆無なのです。
そういった意味では、一般のクルマのカスタマイズはパーツの装着や交換、あるいは洗車などかも知れませんが、500の場合、もちろんそれらにもきちんと応えてくれますが、美しい場所に連れて行くことなのかも知れません。これからも500に乗り続ける方はぜひいろいろなところに連れて行ってあげて欲しいと思います。
と、言いつつ様々な理由から、今日からフィエスタのみとなりました。今後後悔するようなこともあるかも知れないけれど、また新しいクルマとの付き合いを見つけていきたいと思っています。
をを、これはM号とF号とK号かな?塗装の綺麗な個体は羨ましいですねー。
ウチの500ももっとあちこちに連れ出してやりたいところですが、家族との天秤で悩んでる自分が・・・ですな(笑)
お疲れ様です!自動車の美しさも実際興味を持ち購入して初めてわかるものだな~と実感はあります。私の場合はKAなのですが(笑)、発売当初は全く興味がありませんでしたが、やはり購入を考え、所有してから愛着や美しさを理解したような気がします。
今回のコメントを拝見し、これからも自動車会社のデザイナーさんに伝えたいなと感じました。
でぃりぃどの>>
ホント羨ましいですよ。でも本人たちもそれだけの投資なり手間なりしてるわけですからねー。愛情の賜物です。
しょっぱーずさん>>
とけ込むデザインってのは日本特有だと思うので、国内メーカーもそこを認識してもらいたいものですよね。
でもその為にはスケール感が大事だと思うんですよ。今の流れだともはやスケール感はだめですね。
500との対話は楽しみましたか?
いよいよお互いにジャーマン・ホット・ハッチだけになっちゃったけれど、こうして今楽しくお付き合いしているのも、500が切欠を作ってくれたと思うと、それだけでも本当に偉大なる名車だと思うんですよ。
これからは頑張って維持していくメンバーたちの相棒を見せて貰い、時には乗せて貰って500を堪能させて貰いましょ。
お疲れさま!
むしゅ>>
なんだかいつものドライブ~になっちゃってねえ。
またいつでも乗れそうな気分でいるんですよ。
頭では降りたことは分かってるんだけど・・・。
お疲れ様でした。
長年連れ添った相棒とのお別れ。短期で乗換えて来た私には味わうことの出来なかった感覚です。そういう相棒に出会えた事が幸せなんでしょうね。(買い換えられなくて我慢しながら乗り続けている事とは違う)EUNOS500本当に美しい車だと思います。
newbeetle-cabさん>>
こんにちは。納車おめでとうございます。読ませていただいて感じた事をちょっと記事にさせていただきました。(誤解を与えるなど)問題の箇所がありましたらなんなりとおっしゃってください。
500はまだ実感が湧きません。でも、もともと何台も愛せる性格でもないので、やっとフィエスタに入れ込めるかなと思っています。