秋のアラウンド房総2011(グルメ編)

今回は渋滞知らずの爽快道路を走って訪れたグルメスポットをご紹介。

安房勝山 愡四郎

房総の地魚寿司を驚きの価格で

初日のランチで訪れたのは、アラウンド房総の定番、もはや楽しさの半分はここのおかげなんじゃないかと思えるくらいのお店、安房勝山にある寿司屋「惣四郎」です。ここの地魚握りは1人前なら8貫、1.5人前(画像)なら12貫のすべてが違う白身ネタで、それだけでも楽しいのに、どれもが鮮度抜群でじつに旨い!
当日のネタは下記の通り。(左上から右に)

  • サワラ
  • キントキ
  • スナツブリ
  • ヒラメ
  • スズキ
  • ヤガラ
  • タカノハダイ
  • ホウボウ
  • コショウダイ
  • イラ
  • タチウオ
  • コチ

これにアジがまるごと1匹入った味噌汁に女将さんの手作りデザートがついてたった1550円(1.5人前、1人前は1050円)とはまったくオドロキです。

握りの技術と言いますか、寿司としての体裁はまあそれなりではあるんですが、鮮度と価格、そして何よりこの食べ比べる楽しさは代えがたいものがあります。じつは最近、自宅近くにあった行きつけの回転寿司屋がつぶれ、仕方なく銚子丸やスシローに行ってみましたが、銚子丸は味はまあ回転寿司なりなものの、ネタ揃えが全くつまらなくておよそ寿司好きの行きたいような店ではありませんでした。スシローにいたってはもう問題外で、あれでは100円でも高いと言わざるを得ません。決して高級ではありませんが惣四郎には寿司の楽しさがあります。

アラウンド房総に参加した方には1度は来て欲しいお店ですが、初めて訪れた2008年5月に比べて、ネットでの口コミが増えたのか混みあっていることも多く、また法事などによる休業や開店遅延も多いので、 代わりになるお店を探してはいるんですが、なかなかここまでの店は見つかっていません。アラウンド房総(勝手に)認定寿司屋は4店舗ありますが、ほかはもう少し本格指向な感じで価格もちょっと上がってしまうんです。

香ばしい生地にたっぷりアンコ

重田菓子店

惣四郎から少し歩いたところにある重田菓子店、小さな和菓子店ですが、ここのどら焼がとても美味しくておすすめです。うさぎやのような洗練された味とは違いますが、なんというか田舎の優しいどら焼で、食べるととても幸せな気分になります。今回は参加の方にプレゼントしました。

小規模ならではの丁寧な酒造り 東灘醸造

東灘醸造

2日目の朝からお邪魔したのは勝浦にある東灘醸造さんです。アラウンド房総に酒造巡りを取り入れるのも面白いんじゃないかと思って組み込んでみたんですが、なかなか好評で良かったです。
クルマのオフ会だけに試飲ができないのは残念ですが、もし土曜に見学が出来ればホテルでの宴会で飲めて楽しいかも知れません。東灘醸造さんは土日に見学をお願いできる数少ないところですが、今回は君塚社長が土曜日の都合が悪かったので日曜日になりました。

東灘醸造

先日のブログにも書いた通り、日本酒についてもっと知りたいと思っていた時だけに、実際の現場を見て、匂いを嗅いだり、麹米を食べてみたりできたのはとても有意義で楽しい経験でした。説明をして下さった君塚社長はとても穏やかな方で、杜氏さんにはお会いしてないんですが、実際行った蔵でお酒を買って、作られた方の顔を思い浮かべながら飲めるのは、ちょっといいものですね。

古民家で蕎麦比べ

蕎麦 幸七

アラウンド房総(勝手に)認定蕎麦屋は寿司屋より多く、7件ほどあるのでコースによって選べるんですが、今回は御宿近くの幸七になりました。蕎麦は寿司ほど「房総ならでは感」があるわけでもないんですが、新蕎麦の季節ですし外せません。

幸七では店のまわりで蕎麦を栽培しており、それをつかった布施盛(住所が上布施なのでこの名前)が例年この時期にメニュー入りするんですが、今年はたまたまこの日からということでした。12時前に行ったにもかかわらず、本日分の残りもわずかということでしたので、通常の盛りを頼む人と別れて食べ比べをしてみることに。
わずかに緑がかった色をした布施盛は、より鮮烈な味で大地の恵みを感じ、通常の北海道産蕎麦の方はより甘みがあって蕎麦としてこなれている感じでしたが、どちらも美味しゅうございました。幸七は美味しい蕎麦のほかに、座敷で食べると古民家の雰囲気を味わえてユッタリした気分になれるのがいいですね。

今回はアラウンド房総を盛り上げてくれたグルメスポットを紹介しました。

蕎麦 幸七

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