海外盤CD輸入禁止問題について

遅ればせながら、海外盤輸入禁止問題について、もう決まってしまった事なので少々ということで…。


もともとこの問題については割と早めに認識してはいたのだが、情報そのものの信憑性などから、コメント等はせずにいた。基本的な立場としては反対であるが、もう決まってしまったものだし、所謂還流モノ以外には影響がないという事なので、様子見というところだろうか。
今回ので何が一番問題かと言うと、誰も知らないままある程度のところまで進んでしまっていた事ですな。年金にしても自衛隊派遣にしても、お決まりの手段ではあるのだけれど、これだけ身近なことでされるとそりゃあ、不信感もわくと言うもの。通常の輸入盤にしてもいつ規制がかかるかは実のところ不透明なんじゃないでしょうか。
安いCDが入るとアーチストのやる気がそがれるという、取ってつけた様な理由も、なぜそうまでして必死になるのかと勘ぐってしまうもとになってしまっているし。
あくまで個人的な立場で言えば、通常の輸入盤が規制されるのははなはだ困る。あまり語られていない事だが、自分が輸入盤をかうのは安いからという理由の他に音が良いからだ。とくに1990年前後にリリースされたCDでは、わざわざ聴き比べるまでもないくらいはっきりと分かる差があるのだ。下手なちょうちんライナーがついてるだけでどうしてわざわざ音の悪い国内盤を4割くらいも高い価格で買わなければならないのか。
それでも最近は国内のものも音質が上がって来たし、紙ジャケットなる独特のものも生まれ、それなりに良い傾向にはあったのだが、最近のCCCD騒ぎでそれも台無しになりそうな勢い。
ビートルズのネイキッドが国内盤だけCCCDを採用し、大きな話題となったのは記憶に新しい。コピーそのものが良いとは決して思わないが、目先だけをみて決めた「正直者が馬鹿を見る」的な決めごとはもうたくさんだ。
今度の規制もこういった流れからきている感じがどうも見受けられ、いつも残るのは失望と不信感だけなのだ。次のターゲットは中古とも言われている。自衛策としては良いモノを見つけたらせっせと買い込んでおくよりないのだが…。

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