ええ、この際白状しちゃいますけど、わたしフェンダーローズというか、エレピが好きなんです。
あのピロリロとそれに絡む洗練されたリズム、プレイを聴くともうたまらず気持ちよくなっちゃうんですね。真のJAZZファンからはどやされるんですが、やっぱりワタシは70年代やめられません。もうフュージョンですね。え?スーパーのバックでかかってるような?もういいです。とにかくそんなわけでクロスオーバーとかフュージョンとか訳の分からないジャンル名をつけられて笑われ続けるようなものはなかなか資料もなく買うの難しいんですよね。いくらワタシでもメロウなだけじゃダメなんです。
今回のアート・ブレイキー御大の「Buhaina」ですが、以前に神戸で買った「ANTHENAGIN」がエラいお気に入りでそれと同セッションというから買ってみた。いや、これも凄くいい。一見軟弱でもやはり彼らのセンスは並じゃなく、実力あってこそなんですね。噂ではこの辺のセッションはもう1枚あるとのことで、アマゾンで探していたらあったので現在取り寄せ中。今回のこれと、ビル・エバンスのパリでのライヴ。Vol1とVol3があったので残りの2。それと彼の最後のトリオが始まった頃の演奏が聴けるブエノス・アイレスでのライヴを購入。エバンスが亡くなるちょうど1年位前のものですね。
なにしろエバンストリオと言えばすぐラファロと言われちゃって、もちろんそれはそうなんですけど、彼の音楽もその後ずっと昇華してきたわけで、彼自身が満足というトリオもやっぱりもっと聴いてみたいじゃないですか。なにしろ涙が出るほど素晴らしい「ザ・ラスト」のメンツなんですしね。
まだまだ聴き込んでいないけれど、十分素晴らしい。ちょっとクラシカルな雰囲気もあって揺さぶられますねー。