Guys and Dolls Like Vibes / Eddie Costa Quartet

以前購入した中山康樹の「エヴァンスを聴け!」を買って何もしないはずもなく、せっせと集めてはおりました。

今回は「エヴァンスを聴け!」を読んで、とりあえず優先度Aに設定された、5枚のうちの1枚。エヴァンスはサイドメンとして参加しているが、紹介されていた通り、大きくフューチャリングされていて、双頭リーダーと呼べるもの。ドラムスがモチアンなのもそれを裏付ける格好になるだろうか。じっくりと初期のエヴァンスのプレイを味わえる。
ミュージカル音楽をとりあげたものはシェリー・マンの「マイ・フェアレディ」が特に有名だが、これもそういった1枚。なんでも当時はミュージカルの曲を取り上げるのが流行だったとか。
リーダーのエディ・コスタはヴァイヴを演奏していて、エレピ&ヴァイブ好きの小生としては、ヴァイブとエヴァンスが同時に楽しめると言うだけで特A級購入対象になるのだが、このアルバムは内容もしっかりとしている上に、録音もいいのでおすすめだ。
中山氏も書いているが、元来はピアニストであるはずのコスタが、当時駆け出しのエヴァンスを抜擢し、自らはヴァイヴに徹していることにとにかく驚く。あるいはコスタ自身が白人ピアニストであったからこそエヴァンスの才能をよく理解していたとも考えられるのだが、この素晴らしいアルバムを堪能できるのはとにかくコスタのおかげである。
今日現在このアルバムは紙ジャケの24bitリマスターが購入できる。リマスターが発売されていた事自体驚きだったので、これは在庫があるうちに買っておくべきだろう。

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