The Paris Concert I & II

こないだの6枚組と双璧と言ったパリス・コンサートのオリジナル盤を入手した。

エヴァンスのラスト・トリオのライヴアルバムはいくつかあれど、とりわけエヴァンス自身の完成度の点ではこれが最高峰と言われる。マーク・ジョンソンの突っ込みなどは6枚組に譲るかも知れないが、そのせいかどうかは分からないが、落ち着いていて、美しい演奏が堪能出来る。この2枚はもともとCDで所有していたが、あるサイトで「得てして悪い音でピアノの音を録音されてしまうことの多いエヴァンスだが、この音は相当良い。また、録音演奏当日、相当程度の良いピアノを弾いていたことも分かる。」と記されていたものだから、買わないわけにはいくはずもないのだ。
オリジナルと言えど、リバーサイド時代とは違って比較的安価なのでその点はとっても助かる。
聴いてみると確かに音がとても心地よく、幾分きらびやかな印象で、つい酔いしれてしまう。しかし、いままでピアノの状態まであまり気にした事はなかったかも知れない。そう言えばピアノはギターなどと違ってマイ楽器を持ち歩けるわけでもなく、演奏場所が違えばピアノも違うわけだ。今後はそのへんもちょっと聴いてみようかなと感じた2枚である。

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