今年のF1オフシーズンは何かと話題が豊富ですね。
まずはいまだ決まらないアロンソの移籍先、当初はルノーが確実と言われながら、レッドブルだのホンダだの、果ては結局またマクラーレンだという噂まで出る始末。ルノーのスパイ事件も微妙に絡んでいるようなんですが、ほかのドライバーもやきもきしてますし、早く決めて欲しいところですよね。一方マクラーレンの空席に誰が収まるかも見物。シーズン中あれだけのスピードを見せつけたマシンに乗れるわけですから、これをゲットできる人はラッキーでしょう。デラロサは嫌いなドライバーじゃないですが、F1全体の事を考えれば、もうちょっと力のある人に乗ってもらいなーというところです。でも、契約が決まってないフリーの実力派ドライバーと言うと…ミハエルになっちゃいますね。(笑)
そのミハエルですが、先日のバルセロナテストで、1年のブランクにも関わらず、レギュラードライバーのマッサを差し置いて2日連続のトップタイムを出したのには驚き、呆れました。いやはや、大したもんです。で、この結果を見た時のクルサードのコメントがなかなか笑えました。(画像)
そのクルサードに最終戦の事でちょっと厳しいコメントを貰った中嶋一貴選手。めでたくウィリアムズ入りが決まり、いまから08年シーズンが楽しみです。80年代からのファンとしては、マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズは3大名門チーム。いまでこそ低迷しているし、監督のフランクの歳も気になる頃ですが、ここからデビューできるのは素晴らしい事。チームメートのニコも相手にとって不足はないし、いいエンジニアに恵まれて、是非勉強しながらも攻めるところは思い切り攻めて光るところを見せて欲しい。もし琢磨がホンダに残っていて、日本人同士の直接バトルが見られれば言うことなかったんだけれど、今となってはどうしようもなく、資金難のつきまとうスーパーアグリですがこちらもなんとか頑張って欲しいですね。
オフシーズンのもうひとつの大きな話題は、先にもチラッと出たスパイ疑惑。今回はルノーチームがマクラーレンのデータを…ってやつですね。なにしろ前回、マクラーレンがフェラーリの技術を盗んでという事実の確認まではそれなりにあったものの、実車に反映させた事実はうやむやのまま裁定を下してしまっただけに、FIAもちとやりにくいんじゃないだろうか。本来ならルノーがどう弁明しようとも同じ裁定を出すべきですが、そうなればゴーン政権のルノーは撤退するとも言われ、さてどうなるでしょうか。マクラーレンへの裁定はモズレーが強引過ぎたとの見方が強いけれど、こういう展開になろうとは、モズレー自身思いも寄らなかった事だろう。とにかくいちファンとしては、こういうコース外でのゴタゴタは少しでもはやく解決して欲しいですね。
さて、昨日から始まったスペインはヘレスでのテストですが、2日目にクルサード選手がハミルトンに続く2番手タイムを出し、ちょっと嬉しいんですが、今回BSはスリックタイヤを持ち込んでいるらしく、スリックでのタイムと見るのが妥当かも知れないですね。
このテスト、観客は3ユーロ(約440円)を支払えば見られるらしいんですが、羨ましいですよねー。通常のレースよりも雰囲気が緩いぶん、サインを貰えるチャンスもありそうですし、以前BSがF1デビューの時に鈴鹿でタイヤテストをしていましたが、またやってくれないだろうか。そのためには日本GPが最終戦にならないといけないんですけどね。
そうそう、日本GPと言えば、富士、ついに観客による訴訟に発展するようですね。明らかな人的災害だった事が明るみに出て、その後のトヨタの態度も酷いものだと言う事が、いまだ観客の怒りをしずめられない理由のようです。マガジンXでも漫画で出ていたので、興味のある方は立ち読みを。
トヨタにもの申しているサイトはこちらとこちら。
ミハエルはやっぱり引退、早過ぎですよね。自分の中でトップの動きを維持できなくなったんでしょうが、若手に突かれ、それでももがいて走る姿が見たかったですよ、「それがプロ!」って気がしてなりません。そんなテストでちょっかい出して来て正直むかつきますわッ!!
それにしてもアロンソ、どうなっちゃうんでしょうね?
応援人としてはホント、ヤキモキですなぁ。就職浪人にならなければイイんだけれど(笑)
>>YUPAはん
来年、トラクションコントロールの廃止がどう出るかが結構見ものですよね。まあ、F1ドライバーですから、皆合わせ込んでくるでしょうけれど、シーズン序盤などは、慣れの遅いドライバーが出るかも知れないですね。
マイケル・シューメーカー君てば2輪のGPマシンにお遊びで乗って、チャンピオンのラップに肉薄する時計を叩き出したとか。
トップ・コンテンダーってすごいなぁと素直に感心しました。
一方F1のほうでは「引退したやつがいつまでもサーキットをうろちょろすんな!」なんて言われてるなんて話もあるとかないとか。
まだトップ・レベルの走りができるんなら、もうちょっと現役続行すればよかったのに……。
>>堕民はん
結局のところトップアスリートたちって、ほかの道に進んでいたとしても変わらずトップになっていたであろう素地が備わってるんでしょうね。努力してないと言う意味じゃなくて努力を続けられる力があると言うか…。
最後の2年くらいはレースで危うい場面がありましたし、引退は正解だと思います。1ラップのタイムはまた別物ですしね。