きのう、小学校の頃の友人ふたりと再会した。
ひとりは家同士が50メートル程度と近く、中学まで一緒だったけれど、もうひとりはそれこそ卒業式以来なので、なんと26年振りにもなるわけですね。
あまりに年月が経ちすぎているために、どれくらい変わってしまっているか想像もつかず、第一待ち合わせをしても顔すら認識できないんじゃないかと不安もあったものの、顔を合わせて数秒沈黙。そのあと「あーっ」という感じで、結構わかるものですねー、自分も変わってないそうだ。ふたりとも当時自分にとってはもっとも大事な友人だったので、それこそ「会わなきゃよかったよー」となるリスクもあったが、そんな心配はまったく無用でした。
新橋駅で待ち合わせてから、皆お酒に弱いとレストランで食事会。そりゃあ小学生でお酒は飲まなかったから、飲める飲めないなんて知らないですよね。でも、お酒がなくてもすぐに昔のように話も弾み、楽しい時間を過ごせました。脳内で断片化されてしまっていた記憶も、話を聞いているうちに鮮明に甦ってくるし、ふたりとも話し方が全く変わってないので、もう全くブランクがあったとは思えないほど。ほかの友人の近況も聞けて、ちょっとスッキリできたりもした。
ただ、「今なにやってんの?」と言う話になると、ふたりとも立派な地位にいて、話を聞くほどに先日のデュオリサイタルの時のように「ああ、自分も頑張らないと…」と勇気づけられてしまった。
それにしても、遥か昔とは言え、同じ教室に学んだ友人たちと、こんなに楽しく過ごせるのだから、古い繋がりも決しておろそかにはできないですね。当時の先生は残念ながら亡くなってしまったけれど、都心の小学校が次々に廃校していくなかで、学校だけは無事残ってるし、次回はこの小学校の近くでまた語らいたい。
結局店を変えつつ終電近くまで過ごし、最後にお互いの携帯アドレスなどを交換したが、すでに登録されている友人の中に、小学校の頃の友人の名前が誇らしげに並ぶのがなんとなく可笑しかった。