9月6日は屋島周辺の源平合戦ゆかりの地をまわる予定だった。
しかし、朝起きると雨。予報でも次第に本降りになるとのことでガックリ。それでもチェックアウトの時にはやんでいたので、とりあえず屋島ドライブウェイを登ってみる。が、残念ながら頂上の駐車場に停めた頃からまた降り出して来てしまった。
この屋島は、以前はその名の通り島になっていたそうで、このあたり一帯が「屋島の戦い」古戦場だ。駐車場近くにも源氏が血の付いた刀を洗ったとされる「血の池」があった。展望台からも屋島の東側に広がる壇ノ浦(関門の壇ノ浦とは別)が望め、そこには多くの史跡が点在する。今回はもうその辺りを訪れるのは諦めることにした。
一旦駐車場の方に戻り、四国霊場の八十四番礼所にもなっている屋島寺を訪れる。実に立派で風格のあるお寺だ。ここで和三盆糖をお土産に購入。正門から出るような形になってしまったが、屋島寺や遊仙亭の並ぶ様はいにしえの風景を見ているようで心地よい。
そこからちょっと土産屋を抜けると屋島の西側、つまり高松市街を望める展望台にでる。ここが昨日行くのを迷っていた夜景の名所なのだが、とても素晴らしい眺めに感動。空気の澄んだ日の夜景はそれこそ大変なものだろう。行っておけば良かったかなとちょっと後悔するほどだった。
なんとなくだが、高松はとても良い感じの街のように思える。街の大きさはちょうどいいし、地形も変化に富んでいる。こうやって景色を望める場所もあれば、多くの歴史もある。雨に祟られていい事なしではあったけれど、住んでみても良いかなと思えるくらいちょっと気に入ってしまった。
展望台から戻り、今度はふもとの四国村で古民家を見たかったのだが、いよいよ雨もひどくなり、とうてい歩いてまわれるような状況でもなくなってきたので、ここもあきらめ、敷地内にある讃岐うどんの「わら家」にでランチをする事にした。
このあとも イサム・ノグチ庭園美術館など(予約制なので眺めるだけでもしようかと思っていた)も中止。でもその分次回の楽しみも多くあると言う事だ。直島とセットで訪ねてみようかな。
おじ岡田常雄とおばがやっていた遊仙亭のことを検索していてこちらを見つけました。
おばが亡くなりおじも店を閉じ引っ越して亡くなって何年経つのだろう。今日屋島に行ってきたのですが、建物はまだありました。大事にしていた漆芸作家さんたちは人間国宝になりました。よいことを書いていただいてありがとうございます。NYから帰って思うのですが、高松は恵みの多い土地です。どうぞまたお越しください。(住田佳瑞子 高松市 画家 鬼無庭園美術館オーナー)
わざわざコメントいただき、ありがとうございました。おかげさまで当時の旅を思い出し、改めて懐かしく感じることができました。高松へは3年前にわずかな時間ながら再訪を果たし、栗林公園をまわり益々お気に入りの街となりました。
庭園美術館を運営されておられるとのこと、日本庭園を観て回るのが好きなものですから、機会がありましたら次回ぜひお伺いさせて頂きたいと思います。