今年のハンガリーGPには、想像を遥かに超えるシナリオが用意されていた。
レースウィーク全体が誰にも逆らえないある強力な流れに支配されてしまう事はいままでにもあった。それが悪い方に出たのが94年のサン・マリノGPだったわけだが、今回はそれが良い方?になって現れた。なにしろ今季初のウエットレースが、今まで20年以上もウエットのなかったハンガリーで訪れたのだから、それだけで魔物の気まぐれを感じさせるに十分なものだろう。
まずは予選前にランキング首位のアロンソがラフプレー&黄旗無視でペナルティ。大幅にグリッドを下げる事が予想された。これでミハエルも楽になったかと思いきや、赤旗無視でご丁寧にまったく同じペナルティと、チャンピオン争いをする二人がともに後方スタートという波乱の幕開け。
それでもフェラーリの仕上がりの良さにミハエル優位が予想されたが、決勝はまさかの雨。苦しいBSタイヤでスタート後ずるずると自滅して行くミハエルを尻目に、俄然優位に立ったはずのアロンソだったが、まさかのチームクルーのミスによるリタイヤでノーポイント。しかし息を吹き返したミハエルも今週はあくまでアロンソにつき合う運命にあって、2位目指して奮闘するも、結局はハイドフェルドとの接触の影響でリタイヤ。その接触にしてももう少しはやくアロンソがリタイヤしていれば起こりえないものだったが、この二人の週末はまさに徒労と呼ぶに相応しいものだった。
お互いノーポイントながら残り試合数が減った事により、若干アロンソ有利かと思われたが、魔物による公平への微調整は決勝終了後も続く。なんと7位に入ったはずのクビサが、最低重量規定違反(しかもタイヤがすり減ったためという)による失格となり、ミハエルに1ポイントが転がり込んで自力優勝が復活。残りミハエルが全勝し、アロンソがすべて2位ならまったく同じ140ポイントとなり(その場合勝利数の多いミハエルがチャンピオン)、まさに二人の争いは振り出しに戻ったと言うわけだ。
結局優勝をさらったのはなんとエンジン交換による10グリッド降格ペナルティを受けていたバトン。自身の初優勝であると同時に、ホンダの現行体制下でも初優勝。レースは荒れ、チャンピオン争いの2人も脱落したが、明らかにそれを上回るペースを持っており、実力でもぎ取った優勝だ。2位にはこれまたモントーヤの離脱により巡って来たシートで戦ったデ・ラ・ロサ。3位はハイドフェルドと新鮮な表彰台。誰も想像できない結末だったが、ウエットによりオーバーテイクも随所で見られ、誰もが楽しめたレースだったのではないだろうか。
さて、我らがクルサードは、非常に地味ながらも4ポイントを獲得。多くのクルマに接触され、ボロボロになりながらも、結果的にファミリーの3若人が脱落して行く中で、またもや結果を持ち帰って来た。
それにしても今回の君が代には感動した。今まで20年観て来たけれど、やっと聞く事ができた。今回はチームの優勝によるものだったけれど、いつかはドライバーによる君が代を聞いてみたい。
えっと、一つ素朴な疑問です。
鈴鹿でアグリさんが表彰台に上ったときって君が代は流れなかったんでしたっけ。
何せ昔のことなので、僕も全然記憶にないのですが。
F1ハンガリーGP日本国歌斉唱と女神のイタズラ
今季F1第13戦ハンガリーGPが行われアロンソとシューマッハの
11ポイント差のポイント争いが変わるかが注目のレースだよ
予選は追われるアロンソがフリー走行2でペナルティを科せられ
追うシューマッハもフリー走行3でペナルティーを科せられて
共に予選
堕民さん>>
国歌が流れるのは優勝したドライバーとチームの分だけなので、2位と3位はないんですよー。なのでイギリスのドライバーがイギリスのチームで優勝したらイギリス国家1回のみってなります。
君が代
F1ハンガリーGPは面白かった!
優勝争いをしている、M.シューマッハ、F.アロンソが予選中の違反で2秒のペナルティ。
ポールポジションが誰になるのか?だけでも、目新しい展開で面白さがUPしていたハンガリーGPでしたが、本戦もスタート直後から雨足が強くなり、大
TBさせていただきました。
本当に予想を超えたシナリオでしたね。君が代には感動しました。ホンダも単独チームに飽きたら次はマクラーレンと組んでほしいですね。また来ます。
ライコネン!激突!!ハンガリーGP決勝<銀河帝国マクラーレンの野望>
私の夢の中では、ライコネンが先頭で走っていた(泣)
今回のハンガリーGPは、雨などが降って、各所に大名行列が連なるいつもの展開とは違って順位の浮き沈みが激しかった。それでも私が、あのままライコネンが走っていれば間違いなく優勝していた気がしてならない。
haruさん>>
こんばんは、マクラーレン・ホンダですか、懐かしいですね。ロン・デニスももうトシなので、今後マクラーレンがどうなっていくのかも興味がありますね。