ああ、まったくこれだからDCファンはやめられない。
モナコでの表彰台で気を良くしたものの、イギリスからの高速コース3戦は本人の「ウチのマシンに向いていない」発言もあって元々期待していなかった。案の定イギリスでは散々で、このカナダでも初日から後方に沈みっ放し。結局予選でもクリエンの後塵を拝してしまった。予選後のコメントでも「オーバーステアが酷くて悪い結果も当然。決勝に向けてウィングのアジャスト程度しかできないから厳しい週末になる」とかなり悲観的。さらにエンジン載せ替えペナルティで最後尾スタートとあっては、なにも深夜2時からの決勝を起きて観る事もないかと言う気もしたが、「いやいや待てよ、カナダはスタート直後のクラッシュが多いし、セーフティーカーの稼働率も高い、アクシデントがあればもしや…」と観戦する事に。
そしてスタート。フィジケラのフライングこそあったが気の抜けるほど何もないスタート。逆に肝心のクルサードはスタートで出遅れてしまう。直後にモントーヤとロズベルグの接触があったものの、リタイヤしたのは片方だけで順位の変動にはあまり影響もない。そうそうモナコのようにうまく行くわけもないかと寝る事も考えたが、なかなかどうしてクルサードは結構画面に映る。流れで見ているうちに徐々に順位を上げ…結局最後の最後にセーフティーカーの恩恵もあって、バトンをオーバーテイク。8位に入賞、1ポイントをゲットしてしまった。なんと言う流れ、なんと言うレース巧者。トップチームのマシンならまだしも、RB2で最後尾からポイントゲットとは実に驚くべき結果だった。
さてしかし、また次も厳しい戦いになりそうだけども、何が飛び出すだろうか。