京都庭めぐりの旅 〜 四十路 de 夜行バス

驚きの低価格で今回の旅を実現させてくれた夜行バス。

深夜バス

安いのはもちろん歓迎なのだけれど、四十路の体に夜行バスは果たしてどれだけのダメージを与えてくれるのだろうか…。HTBの「水曜どうでしょう」を見ている限りそれは相当なものと思われます。

関西までの交通手段はこれまで様々なものを試してきました。
新幹線のぞみ号をはじめ、ひかり号、こだま号、寝台急行銀河号、ムーンライトながらなどの各駅停車乗り継ぎ、マイカーで高速道路利用や、一般道路のみの利用、そして高速バスも、まだ若い頃にかみさんと1度乗ったことがあるんですが、結構疲れた記憶が…。もともと乗り物酔いには強くない方でしたし、もはや運動不足気味の40代とあっては、恐怖心も湧いてくるというものですが、もし快適に過ごせたなら、今後ちょくちょく旅に出られるということで「ものは試し」の興味も同じように湧いてきます。

行きのバスは「サンシャインツアー」のバスで、土曜発ゆえか5600円と少し高め。予約は「夜行バス比較なび」というサイトで行ないました。帰りも始めは「夜行バス比較なび」で予約したんですが、その後1日ずれたため一旦キャンセル。楽天トラベルで「旅の散策ツアーズ」を予約したところ、5000円でした。

さて当日、指定された時刻に集合場所である東京駅八重洲口のヤンマービルに行ってみると、バス待ちと思われる人は数多くいましたが、肝心のサンシャインツアーの係が見あたりません。バス自体は東京ディズニーランドが始発なので、自分は途中から乗ることになるわけですが、集合時間を5分過ぎても見あたらず、携帯で連絡してみたところ、ヤンマービルから200m以上も離れたブリヂストンビルの脇に来てくれとのこと。結局同じようなバスが数多く集まるため停まり切れないということなんでしょうが、最初から場所を変えればいいのにと思いますし、こちらから連絡しないといけないとはのっけから怪しい雲行きです。

バスの到着自体はほぼ定刻にやってきたんですが、「ちょっとしょぼい?」というのが正直な第一印象。係に荷物を預けて席を聞いたところ、なんと1列目で、これはハマったかと乗り込んでみたら、案の定そこは地獄の一丁目でした。

席は運転手の後ろのため前が壁になっており、2列目以降のように前の席の下に足を入れることができず、下の画像のような状態。足が入れられないのは最前列の3席とも同じだが、他の2席は前が運転席ではないため、つい立てが数センチながら前にあり、自分の席が正真正銘最悪の席となってしまいました。

深夜バス

「夜行バス比較なび」で検索されるツアーによっては席をネット上で指定できるのもあり、その場合このような最前列は500〜1000円ほど安い設定になっています。それなら了解の上だから仕方ないけれど、同じ料金でしかも3ヶ月近くも前から予約していたのにこれではたまりません。最前列は他の列よりも後方に下げて設置すればいいと思うんですが、もはや諦めるより仕方ありません。

バスはその後新宿を経由して東名高速に入りますが、やはり窮屈で寝るどころではありません。足が長過ぎるのも困りものですネ。せめてサービスエリアでは体を伸ばそうと降りるんですが、バスはトイレ付きのため乗客が降りられる休憩はたったの2回です。ストレッチをしながらパーキングに並んだほかのバスとの比較を見ていると悲しくなりました。(右側が今回のバス)

深夜バス

ぼやーっとした感じのまま空が明るくなってきて、バスは草津PAに停車、どうも少し遅れ気味のようです。ここは運転手の休憩と交代のみなんですが、結構長く停車し、結局京都到着には30分近く遅れてしまいました。
クルマですから遅れること自体は仕方ないのですが、遅れているにもかかわらず草津であれだけ停まるのはちょっとどうかと言う気もします。ドライバーが1人ならまだしも、ちゃんと2名いることですし、ちょっと分かりませんね。

というわけで行きの「サンシャインツアー」のバスはもう最悪でした。ただ、帰りの「旅の散策ツアーズ」はちょっと望みがあります。なぜならバスについてちょっと説明が載っていたんですが、通常座席は縦10〜11列あるところ9列しかなく、その分シートピッチに余裕があるというわけです。

帰りのバス乗り場は梅田の大弘ビル前。今回も始発はなんばなので、途中から乗る形です。
集合場所に係員はいませんでしたが、時間になるとちゃんとバスが目の前に停車、これが普通なんですよね。そして行き同様荷物を預け、席を聞いたところ2列目をゲット!もうこれだけで相当ホッとしました。

深夜バス

バスの形式自体は行きと同じようなんですが、座席は前評判通り余裕のシートピッチで、足が十分伸ばせます。ただ、行きの3列は3列それぞれが離れていたのに対し、今回のは2列+1列のような感じで隣に人が来ます。ただ、シートは大柄ですし、間には20センチくらいの幅の肘掛けがあるので、隣人とくっつくようなことはありません。
ちなみに最前列を除いてみたところ、やはり前が壁となっていて、サンシャインほどではないにせよ、2列目以降に比べると狭そうでした。でも、配慮されていたのか隣の席を空けてありましたね。これがたまたまなのか、配慮なのかはちょっと分かりません。

帰りのバスは東京駅にほぼ定刻に到着。疲れもあって結構眠れたように思います。というわけでサンシャインツアーはもうこりごりですが、旅の散策ツアーズや同等のものであれば、今後も利用してみたいと思わせるものでした。なにより夜行バスは時間を有効に使えるのがいいですね。

深夜バス

AD

京都庭めぐりの旅 〜 四十路 de 夜行バス」への2件のフィードバック

  1. 京都まで夜行バスの旅、お疲れ様です。『京都庭めぐりの旅』で夜行バスと書かれていたので、『まるで大泉洋&ミスター』みたいと思っていたら、例のサイコロが出てきて、嬉しかったです。あのサイコロが道路に落ちた数字と即席の手書きのボードがあったら最高なのに~と思いました。中学時代仲良かったKahan様が、通な番組を見ていたと知り、なんだかとっても嬉しかったです。ブログの更新を楽しみにしています。

  2. どうでしょうさん、
    「夜行バス」で「水曜どうでしょう」を連想するとはアナタも好きねぇ。どうせなら「絵はがきも」も持ってくりゃよかったかな(爆
    マニアックと言わず、ちょくちょく遊びにきてちょうだい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る