元Fiesta ST所有のまきのりさんから突然舞い込んできたグッドオファー。
それは「使わなくなったカートリッジ、お譲りしますよ」と言うものでした。しかも、聞けばそのなかにSHURE V15のType IVもあるとか、これはもうお受けしない手はありません!
その後、お互いのスケジュールがなかなか合わずに延び延びになっていたんですが、ついに先日、27日に拙宅まで持ってきて頂きました。
Type IVは前にも書きましたが(↓の関連記事にあるかな?)SHUREの傑作カートリッジV15の中にあって、人気こそType IIIに譲りますが性能のバランスは随一、しかしながらその構造上ダンパーが硬化して使えなくなってしまっているものが多く、入手困難度も随一のモデル。 今回まきのりさんにはテクニカのものなども合わせて3本譲って頂きましたが、まさに興味の半分はType IVのコンディションにありました。
山形蕎麦かなうちでのランチ後帰宅、まず取り出して驚いたのはスタイラスガードの「SHURE」のロゴ。ここは普通黒地にシルバー文字なんですが、シルバー地に黒文字となっています。これはおそらく最終生産型かと思われ、コンディションにも期待が持てます。とりあえずひととおりセッティングして、プレイしてみたところ「あれ?右チャンネルが出ない」と焦りましたが、リード線を締め直したりすると無事再生できました。しかもこれまで自分の使っていたType IVと比較してみると、より軽量なシェルのおかげか、多少明るくエネルギッシュな印象。これまでは、寿命がつきたらJICO針を付けなくちゃいけないかなぁと思っていましたので、これはホントに嬉しいです。その上、まきのりさんはご自身で買われていたこともあって、ケースごと持ってきてくださったので、シェル取り付け時に重宝するアルミプレートもあります。
先日のアンプ修理と同時にスピーカーケーブルを新調し、電源タップも専用のものにしてリフレッシュしたオーディオですが、これでまた一層楽しくなりました。まきのりさん、ありがとうございました。大切に使わせて頂きます!
先日は押し掛けてすみませんでしたm(_ _)m
蕎麦は大盛になるし良い日でしたね(*^-^)b
カートリッジ毎に音が違うのはなかなか楽しかったです(^-^)/
?の音が違うのはリード線の仕業かも?
と、電線病の種を蒔いてみる(笑)
でも、やっぱり時代はアナログのモノラルですねo(^▽^)o
>>まきのりどの
どうもありがとうございました。今も聴いてますよ。
モノラルは自分も驚いたものです。ソフトがもっと欲しいところですね。そういえば、アンプ故障で修理出していた時にでもサンスイアンプをお借りすれば良かったですねぇ(図々しさ全開)
今も聴いてるなんて良いですね(‘-^*)/
いや〜マジでモノラル最高ですo(^▽^)o
あ!アンプを貸すのは問題無いので遠慮なく言って下さいね(*^-^)b
>>まきのりどの
あ、ありがとうございます。
修理したアンプがまたすぐに壊れるのはちょっと問題ですが、もしものときはぜひお声をかけさせていただきます。
SHURE V15 Type IV のことがでていたので、ひとこと。
私は現在もこれをつかっています。当時4万円もして買い替えに躊躇しました。
mcも使いましたが、よくわからないながらこれを30年以上使っています。
nakayamaさま。
コメントありがとうございます。遅くなってしまってスミマセン。
レコードが見直されているとは言え、やはり相当少数派ですから再生環境がどこまで維持できるかは心配の種ではあります。
とは言えもったいぶらずにドンドン楽しんでいくのがいいですね。
突然ですが、Type IVのことが褒めてあったんで嬉しくなってお邪魔させていただきます。V15シリーズは Type II 以降のを全部持ってて、全部が大好きなんですが、中でもヒトキワ好きなのが Type IV です。でも人気がないのは本国アメリカでもおんなじみたい。もともと華やかな音じゃなかったために III と V の谷間に落ち込んじゃったんですかね。
スタイラス・ガードの SHURE の文字がシルバー地に黒文字なのはMR針です。’83年に Type V がMR化した後、Type III と Type IV 用の交換針にもMR針が用意されるようになったんだそうです。個人的にはこの針が最高だと思います。
そうそう、ダンパーが硬化しやすいのは事実ですが、KUREのラバープロテクタントを小型の注射器に入れてスリーブの中に垂らし込んでから、重めの針圧でさほど大事でないレコードをかけてると直る場合が多いです。
giovanni_xxivさま、コメントありがとうございます!
なるほどシルバー地に黒文字はMR針でしたか。ちょっと改めて聴き比べてみます。
あと、ラバープロテクタントなるもの、早速試してみます。素敵な情報をありがとうございました。
おお!ご返事いただきまして恐縮です。
針の話をすれば、Type III 用の針が IV にも使えることはご存じかと思いますが、音はやっぱり本来の Type IV 用のそれには及びません。IV の針は、ダンパーも二重構造ならカンチレバーも二重構造で繋ぎの部分にはベリリウムの芯が入っているそうです。こんな凝った針は V15 シリーズでも他にはありません。
人気がイマイチなのは、あるいは少々ダサい(?)デザインのせいかもしれませんが、いずれきっと再評価される時が来ます。その日まで頑張りましょう…(って、一体ナニを???ってハナシですが…。)
giovanni_xxivさま
なるほどシリーズ随一の気合いモデルなわけですね。ゴムを再生させて、長く楽しみたいと思います。