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EUNOS500は永遠に不滅です(1)

先が決まった事で、不安はあるものの随分と気は楽になった。そこで乗り換えに至る顛末など。

実を言えばチョット前迄はもう一回車検を通すつもりでいた。しかし、塗装のクリアが浮きはじめ、広がってくると、なんだか汚れた服を着て外出しているような気分になり、全塗装を検討し始めた。しかし全塗装は30万かかる。これをやってしまうと次に例えばエアコンの故障がおきても「全塗装しちゃったから」と修理せざるをえず、その繰り返しが続いて…となると、やはり「趣味」を通り越して「道楽」の域に入ってしまう。自分はそこまでクルマオンリーではないし、またそれは自分の生き方ではないように感じた。500が好きだからこそ、自分の性格上、強引に線を引かなければどうにもならなくなるような気がしたのだ。
もちろん具体的な理由はまだほかにもあった。裏山を走っていて急激にショックのへたりを感じるようになってきたのだ。9万キロくらいで交換しているからまもなく6万キロ。たしかにへたってくる頃だ。そして、9万キロで交換した時に自分が16万キロが目標と考えて交換した事も思い出した。
16 万キロ目標というのは「そこで500を降りる」という目標というよりも、一度に莫大な整備代の出費にならないようにするための防御策と言えるようなものだった。例えば10万キロくらいで交換すべき部品があったとする。しかし、16万キロ目標なら、10万キロ時点で交換すると、新品を6万キロしか使えないことからちょっともったいない。これを若干早めの8万キロにずらして交換することによって、偏りをなくすことと、整備を分散できるので1回の整備の総額を減らすことができるのだ。
悩みはまだあった、9万キロの時点ではショックをはじめ足回りを一通り交換したにも関わらず、コーナリング時に異音が出続けていたことや、ベルトテンショナーあたりからの異音など。もともと外車並みに高いうえに値上げの続く部品、整備性が悪いためにかさむ工賃…、これらのいろんなことがあって、やはり16万キロというのが自分の500にとっての引き時ではないかと意識するようになった。
それでも次のクルマがなければ、自動的に続投になる。しかし500を受け継げるだけのものを持ったクルマはハッキリ言ってない。そこで視点を変えて探してみたところ、500とはちがった価値をもったクルマがあらわれた。

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