激ウマ鮨をいただいて、恍惚としつつもお迎えのタクシーで急いで向かった広島駅。
到着と同時にまずは「もみじ饅頭」を買う。しかもなぜか2ケース。なんで2ケース買ったんだかいまだに分からない(爆)
駅に着いたのは19時40分頃で、20時ちょうど発の上り「あさかぜ号」に乗る。そう、今月限りで廃止となってしまう、そして、アルバイト時代お世話になった寝台特急である。
先日のニュースでは最終日のあさかぜ号は下りが30秒、上りが90秒で売り切れたらしい。平日の月曜とはいえ、それもあってちょっと混んでるかも知れないと思ったが、指定された6号車に乗ってみるとガラガラで、1グループ3名と単独で2名しかいない。で、ナント、自分の向かい側は若い女の子の一人旅!ほかの席は全然空いているのに、ここのボックスだけ男女でセットとは、JRも席の埋め方をもうちょっと考えれば良いのにねぇ。とりあえず二言三言挨拶をする。なんでも夜行は初めてなのだそうだ。
いまや広島から東京まで「のぞみ」に乗れば4時間とかからない。「あさかぜ」では同じ時間走っても神戸にさえ着かないのだから、あまりのギャップにすごい退屈かと思いきや、やはり寝られるほどのスペースは結構快適で、ゆったりした時間が楽しい。若者の旅行にはもってこいだなあなんて思ったりもするが、やはり広島~東京の場合にはトータルで新幹線より高くなってしまうのがネックか。
寝台券がある以上仕方ないのかも知れないが、今後は高速バスのような寝られる椅子を配置した車両を使って、高速バスと新幹線の中間くらいの価格の夜行急行なんかがあっても良いと思う。どんなに新幹線が頑張っても飛行機よりも速くなるはずもないのだから、別の価値観のいいサービスを提供するのも手だろう。とにかく新幹線か飛行機か夜行バスという今の選択肢では時間も価格も差がありすぎると思うのだ。
で、わりとあっけなく、東京に到着。車掌さんは「あさかぜ号のまたのご利用をお待ちしています」と言っていたがそりゃ無理だ(笑)でも、最後にあさかぜ号に乗れる機会が出来てよかったナ。