わが社の応援するレーシングドライバー安岡秀徒選手が、エッソ・フォーミュラ・トヨタの今季シリーズチャンピオンを獲得した。
前回8戦までに4勝をあげていた安岡選手は、シリーズランキングトップを快走するとともに、今回のレースの結果次第では残り1戦を残してチャンピオンを決める可能性があったために「これは行かねばなるまい」と先月いったばかりの鈴鹿サーキットに足を運んだ。これまでなかなか観戦に行けず、悶々としていたが、今回は天気にも恵まれ、片道500キロあまりも足を運んだ甲斐があったというものだ。
それにしても素晴らしい。F1と違って下位カテゴリは、周回数も少ない上に試合数も10戦とあまり多くない為に、モータースポーツにはありがちな運不運が与える影響が大きくなる傾向が強く、言わばラッキーチャンピオンも生まれがちではあるのだが、安岡選手の場合には文句なしにナンバーワンであった。今回のレースもポール・トゥ・ウィン&ファステストラップ&コースレコードとグランドスラムとでもいいましょうか、完璧な結果でチャンピオンを獲得したのだ。まだあと1戦残っているが、これも必ず勝って、勝率6割でシーズンを終えてもらいたい。
ところで、このシリーズでチャンピオンを獲得すれば、スカラシップによって来季F3に参戦する事が出来る。おそらく安岡選手はその道をとるであろうが、佐藤琢磨も2年かかったこのカテゴリで、初年度からチャンピオンを狙うべく、体力、イメージ共にオフの間にたっぷりトレーニングをしてもらいたいところ。彼には間違いなくスター性も備わっているし、きっといい結果を残すだろうと思うが、最終目標のF1は速いだけでは入れない世界。簡単な道ではないが頑張って欲しいし、出来るだけのバックアップもしていきたいと思う。
それにしてもコース上を走るフォーミュラーカーのドライバーから直接手を振って挨拶されるのはなんとも晴れがましい気分にさせられますネ(照)