めぐ小屋に陣取った猫親子はその後どうなったかというと…。
大迷惑な事に逃げちゃった。しかも子猫一匹残して!
育児放棄というやつだろうか?いくら流行ってるからと言ってまったく。そのままにして様子をみていてもいっこうに引き取りに来ない。ここ数日かなり夜は冷え込んでいて、このままでは子猫は死んでしまう。野良の子猫がどうなっても本来は構うべきではないのだが、場所が場所なのでどうにも見逃せない。仕方なくめぐのお乳を飲ませてみると飲む飲む。めぐもすっかりその気になって…嗚呼。
翌日早朝にまた小屋に戻してみるが親は来ない。完全に放棄なのだろう。F1も取りあえず4泊で行くのは中止になったので、めぐもペットホテルには行かず、このまま面倒をみられそうなので任せる事に。めぐのお乳が出てるのは時期的なものはあっても、ホントたまたまなことなので子猫はラッキーだ。名前はかみさんの提案で「コジロー」に。コジローは小次郎ではなく孤児郎なんだとか…(爆)
厳しいようだが子猫の為にエサを買ったり、ミルクを買うような事はするつもりはない。取りあえずめぐで間に合ってるし、里親探し掲示板にも出した。我が家の敷地内で子猫が生まれるのは珍しい事ではなく、田舎においてはこれらの子たちをいちいち面倒みていたのでは大変な事になる。引き取り手が見つからず、自立出来るようになったら放してしまうより仕方ない。その後生き抜けなかったとしても、自然としてしょうがないと考えないといけないのである。
それにしても、めぐはすっかり母親に。散歩に行っても用を済ませ次第帰ろうとするし、こちらがコジローを手に取ると心配でフニャフニャ泣く。あま噛みで持ち歩くのも手慣れたもので、最適な場所に移して寝かしつける。ホントにお人好しなんだが、これらの本能と言うかそういったものには考えさせられる。人間が失ってしまいつつあるものだ。上等な動物かも知れないが、理屈ばかりでもはや法律に触れないものはやっていい、出来るものはしてしまっても構わないという解釈が横行し、本来の感覚が欠如し、モラルの低下がとまらない。ま、それはともかく里親さん大募集です。