ホテルトラスティ神戸旧居留地

広島からの帰りは赤穂に寄ることもあって、関西で一泊することにしました。

こういう場合は中国道のICから近く、電車の駅も近い宝塚ホテルが駐車場も無料だし理想的な場所にあるんですが、何か大きな行事でもあるんでしょうか、3月9日は宝塚中のホテルが満室状態でした。で、仕方なく三宮の東横インにでもしようかと思いつつ、他を探してみたら、3月1日にオープンするという「ホテルトラスティ神戸旧居留地」を発見しました。
1日オープンということは10日も経たない真新しい状態での宿泊となり、さらにオープン記念キャンペーンによって室料は半額の4900円～！これは使わぬ手はないだろうと予約しました。
ホテルトラスティ神戸旧居留地はその名の通り旧居留地にあって、地下鉄の旧居留地大丸前駅からわずか100m、阪急三宮駅からでもせいぜい300mの好立地。ただ、ホテルの周りは一方通行が多く、阪神高速を京橋ICで降りるとちょっと回り込むような形で行かなければなりません。
最初に言ってしまうと、ここはとてもいいホテルだったんですが、唯一の難点が駐車場料金。ナント1泊2500円もするんです。まるで東京都心のような値段ですね。前にも書きましたが本来ホテルの駐車場なんてものは宿泊者には無料、色んな事情を考慮してもせいぜい1000円までで提供するべきだと思っていますので、この料金設定には少なからず疑問を感じます。何しろ近隣の民間駐車場でも12時間停めて1500円というところも多く、少し離れれば24時間まで1300円というところもあるのに、一般利用者向けならいざ知らず、宿泊客に2500円と言うのはやり過ぎでしょう。
このことはフロントに一言申し上げたんですが、「17台しか用意できなかったもので…」との回答。数が少ないから値段を上げるなどという市場原理を宿泊客に持ち込むことがそもそもおかしいんですけどね。額ではなく、客をそういう風にしか捉えていないと言う考え方をホテルがしているというところに問題があると思うわけです。
そのためかどうかは分かりませんが、フロントの対応ももう一歩で「ようこそおいで下さいました」感では、広島のアーバインには及ばなかったように思います。

さて部屋ですが、フロントからエレベーターホール、廊下と一貫してクオリティの高いインテリアデザインでまとめられており、通常料金で考えても、価格以上の満足感を得られます。
最も安いスタンダードシングルながら部屋に入ってもそのクオリティは変わらず、広さこそさほどでもないものの、各部の色使いや素材は特筆モノで、相当満足できるものです。
寝心地のいいベッドのヘッドボードからハンガーまで革が多く使われていて「おおっ」と思いますが、室内に革の匂いが満ちているので、これが苦手な人にはちょっと厳しいかも。
デスク周りですが、小さいながらも質が高くよくできているんですが、どういうわけかネットの回線が激遅なのと、ガラス天板はマウスの反応が悪いのでマウスパッドなどを用意した方が良かったかもしれません。


それにしてもハイセンスなホテルは気持も引き締まっていいですね。室料が通常に戻っても、楽天トラベルなどを使えば6800円くらいから泊まれるようですし、機会があれば今後も利用したいところです。クルマではなく電車で訪れる方には文句無しにオススメできるホテルでした。