きのうはお休みだった嫁と雨の中千葉市美術館へ足を運んだ。
開催されていたのは「雪舟と水墨画」展で、岡山県立美術館の所蔵品をお借りしてのもの。なんでも以前千葉市美術館から所蔵品を貸し出し「浮世絵の美」展を開いてもらってから良い提携関係が出来上がったのだとか。千葉市美術館は「ちば」らしからぬ積極姿勢で様々な展覧会を企画してくれるのですが、こんな方法も模索しているとはじつに頼もしいですね。
全部で66点もの展示があり、中には岡山らしく宮本武蔵の水墨画もあったりしましたが、色々と楽しめました。風景画でありながら「書」にも通じる感覚の水墨画は、筆の進め方などを思い浮かべながら見るのがなかなか楽しい。
雪村や等伯の作品もあったんですが、今回は富岡鉄斎と、円山応挙からの流れを引き継いだと言う岡本豊彦の作品に惹かれました。機会があれば別の展覧会でも追ってみたいですね。
千葉市美術館を出た後は、51号線を走って改装間もない川村記念美術館にいってみることに。ここは立派な海外コレクションがあるんですが、お目当ては3月1日まで展示されていると言う等伯の「烏鷺図」(重要文化財)。これは左隻に激しく争う烏、右隻には穏やかな過ごす鷺が描かれていて、コントラストが楽しめます。
烏鷺図を展示してある間にはほかに加山又造の鶴を描いた「鶴舞」、鏑木清方の「四季美人」、そして尾形光琳の「柳に水鳥図屏風」がありました。この光琳の作品はまったく時代を感じさせないほど状態がよく、とても良かった。
川村記念美術館は抱一の作品も持っているらしいが、それはまた次の機会かな。天気がよければ庭を散歩できるのだけれど、雨だし寒いしでサッサと帰ってきてしまった。でもおかげで空いてたし、少ないながらも良い作品を見られたので満足でした。
水墨画は良いよねぇ♪
ウチのひいおじいちゃんは有名じゃなかったけど、水墨画の画家だったそうな。
・・・なぜ似ない!(笑)
>>しみさま
相変わらずよくわからん家系ぢゃー。どれかなんでも鑑定団にだしてみよ~。
筆を走らせるって感情的でスゴイですよね。私も今、尾形光琳の絵本を見たところ、光琳に興味が出て来ました。近く私も日記にしますね。
>>YUPAどの
おお、YUPAさんも琳派イキますか!自分は、若い頃つとめて美術館には行かないようにしていたところがあったんですが、もっと見ておけば良かったと、今更ながら大後悔です。