忙しい時ほどはじけると言うのは自然の法則と言うものでして…。
ありがたいことに、仕事でこのところ忙しく、Blogアップできないくらい…と言うよりも、引きこもってネタがないという状況。いい加減煮詰まっていたのと、嫁がお休みだったこと、お天気がもの凄くよさそうだったことから、つい北関東へ400kmの旅へ出てしまいました。
旅のテーマは嫁のお気に入りの版画家、川上澄生で、先日ご紹介した小林清親の忠度を所蔵し、3月2日まで「アートリンクとちぎ2007 川上澄生 アコガレの軌跡」という企画展をやっている那珂川町馬頭美術館と、鹿沼にあり、先日8日にリニューアルオープンしたばかりの川上澄生美術館を訪れることにした。
川上澄生美術館はともかく、広重美術館のある那珂川町馬頭というのがまた微妙なところで、東北道と常磐道の中間くらいにある。最寄りのICで言えば東北道の宇都宮ICが近いのだけれど、昔からコースが重なるのが嫌で、できるだけ一筆書きにしたいので、常磐道那珂ICから広重美術館~澄生美術館とまわり、鹿沼ICから東北道で戻ってくることにした。
また、困ったことにクルマがまだ代車のため、ETC車載機がついていない。ETCカードでの窓口精算はマイレージは問題ないけれど、通勤割引や時間帯割引が適用されないのだ。該当時間帯に走行しながら割り引かれないのも癪なので、市原から常磐道柏ICまで16号線で行くことにしたという理由もある。そもそも千葉方面から東北、常磐道へは相当迂回しなければならず、不便なことこの上ない。混雑する朝の高速上り線に乗って大迂回するよりは…と思ったものの、柏は遠かった。結局渋滞は一般道も変わらず、柏ICまで2時間半もかかってしまい、安くは済んだかも知れないがちょっと失敗。それでも広重美術館を挟んだ国道293号線はとても走りやすく、快適で気持よかった。
栃木県立美術館が改装の間、その所蔵品を各地の美術館に貸し出すという「アートリンクキャンペーン」の一環から、この広重美術館でも多数の澄夫作品が公開されていて、非常に楽しめたが、その分本来の広重をはじめとした浮世絵の展示数が少なくてちょっと残念だった。
川上澄生美術館は長谷川勝三郎氏の所蔵する2000点ものコレクションを公開すべく建てられたもの。川上澄生自身は横浜生まれだが、栃木で一定期間教鞭をとっていた時期があり、その時の教え子であった長谷川氏が鹿沼生まれあったため、この地に建てられたと言う。
図書館や文化活動交流館など、いわゆる「文化的」な建物が集まってちょっといい雰囲気のなかに建っている。
館全体に澄生カラーがあふれ、なかなか楽しい美術館だったが、企画展のため、肝心の澄生氏本人の作品展示が少なめだった。でもこちらは広重美術館と違ってICからも近く訪れやすいので、また後日、同じく川上澄生作品の所蔵が多い栃木県立美術館の改装が終わった頃に訪れてみたい。
北関東出身なワタシなんですが,ときどき故郷の自然や施設が恋しくなります。フィエで訪れてみようか?などと考えることもあるのですが,遠いです。
でもこんなレポートを拝見させていただくとやっぱり行こうかな?って考えちゃいますね。栃木県立美術館,懐かしいです。他の施設も興味しんしんですね。
>>れいんさん
自分は逆で関西方面が恋しくなります。北関東は筑波山が素敵ですね。でも、結構寒いようで、まだまだかなりの雪が残っていました。
県立美術館、こんな私でも昔はよく行ってましたわ。
こちらにお越しの際はご一報を。
宇都宮をご案内致します。
美の探究者あっぱれ。
>>あっぱれどの
いやいや、お返事遅れちゃいました。美味しいお店とか教えてもらおうかとも思ったんですが、行く事にしたのは前日の夕方でしたし、平日だったのでそのまま行っちゃいました。平日っていいですね(笑)