先日入手した浮世絵版画用の額がやっと届きました。
なにしろ3枚つづきの版画とあって、サイズが特殊なようで、安い汎用既製品がなかなかない。あれこれと調べているうちに、特製三枚続専用額なんてものを見つけましたが、なんと25000円!これじゃ絵が買えちゃうよーと検索続行。
要望としては四隅の角が丸く、明るめの木製フレームがよく、なおかつ余白となるマット部分を加工してくれることで、結局マルニ額縁画材店で購入。770×450の額とマット紙で6500円くらいでした。ただ、この大きさだと、その重量ゆえガラスではなく、アクリルになるんですね。経年劣化が心配なのと、汚れ防止のため、飾る前にさっそくPlexus。
こうして飾られた絵によって部屋はなかなか風格のある感じに。マット部分がもう少しあると、より上品な感じになったと思いますが、このへんは仕方ないですね。でも満足しています。
ところで、この小林清親の絵ですが、版画ってよくシリーズで出されることも多いので、ほかにも平家の武者を描いて(彫って)いるのがあるかを調べてみたんですが、なかなか詳しく書かれているサイトがなく、結局良くわかりませんでした。清盛が厳島神社の造営や大輪田泊の建設を指揮しているところ…なんてのもいいなぁと思っていたのですが、そうそう都合良くは行かず、でも和歌と結びついた忠度もまた、合戦に偏りがちな武者の中で得難い雰囲気があります。
また、目的の情報は得られませんでしたが、逆におもしろいことが分かりました。これとまったく同じ絵が、隈研吾のカッチョイイ建築でも有名な那珂川町馬頭広重美術館に所蔵されていたんです。きっとアチラの方が完璧な状態で保存されているんでしょうけれど、こういった現象も複数枚存在する版画の面白いところですね。暖かくなった頃にここと鹿沼にある川上澄生美術館に行ってみようかと思います。
気に入った絵にぴったりの大きさや雰囲気の額だと感激ひとしおですよね。
ちなみにワタシの祖父,額三郎と申します(笑
>>れいんさん
やっぱり額ってだいじですよね。これがダメならガ、ガ…。もう言いません。